アロマテラピーは、アロマ=芳香、テラピー=療法と言う意味で、自然療法の一つです。
アロマテラピーを行う時に欠かせないものが精油です。
精油は花・葉・茎・根・果実などから得られる芳香をもつ揮発性の物質です。
精油成分が嗅覚を通じて、脳の中にある自律神経系や内分泌系・免疫系などを司る部分や、本能的な感情(好き嫌い)などに深く関わる部分へ到達し、自律神経やホルモンのバランスを整えたり、気持ちを落ち着けたりします。その他にも精油成分の中には、身体やお肌の不調(むくみ・こり・冷え・乾燥肌・しみなど)や心の不調(気分の落ち込み・イライラ・不眠など)に役立つものがたくさん含まれています。

自然の恩恵によって生まれた産物である精油は数十から数百種の成分からなり、とても高濃度ですので、使用する時はそのままではなく植物油や・アルコール・水などで希釈します。

   
 

 

アロマテラピートリートメントは、精油を植物油で希釈したオイルを使用して行うタッチケアです。
植物油は種子・果実・胚芽などから得られる油脂で、ホルモンのバランスを整えるもの・皮膚の再生を助けるもの・血栓を抑えるものなどがあります。
精油と植物油は分子がとても小さいため、皮膚に塗布すると容易に表皮や真皮を通過し、真皮内にある血管やリンパ管の中に入り込みます。そして血流に乗ってあらゆる組織や器官に影響を与えながら全身を巡り、最終的には尿や汗などの中へと排出されます。このようにして精油や植物油は心身に様々な作用をもたらします。
また組織や器官を意識しながらタッチングすることによって、血液やリンパ液の流れを促進し体液の循環をよくします。これにより老廃物の排出を促し、コリの軽減やホルモンバランスの調整などをしていきます。
アロマテラピートリートメントは、心身の緊張を解き放ちリラクゼーションを与えると同時に、ご自身が本来持っている自然治癒力を高め、心と身体の不調を改善していきます。